お知らせ
㊗優秀賞第3位!第12回全国高校生介護技術コンテストに参加しました
10月26日(日)に、福島県の聖光学院高等学校にて開催された第12回全国高校生介護技術コンテストに4年の楠祐月さん、佐々木零さん、3年の三舩亜衣李さんが北海道地区代表として出場しました。
全国の予選を勝ち抜いた計11校が出場し、「佐賀とみ子さんの移乗・移動介助を行い、意欲を引き出すレクリエーションを行う」という課題のもと、参加校はそれぞれ創意工夫のある介助や優しく柔らかい表情、声かけを披露していました。
競技を行った生徒は、緊張している様子を見せつつも堂々と自分たちが考え練習した介助を行いました。留寿都高校は、異性介助という特徴を活かした安定感や安心感のある介護を提供していました。
結果は、11校中第3位。優秀賞及び全国福祉校長会理事長賞を受賞することができました。
全国大会初出場ながらも自分たちの精一杯を出しきり、大会を通して多くのことを学び成長することができたと思います。短期の練習期間だったにもかかわらず、自主的に考える力や連携する力、最善の介護を考える力など大きく成長した姿は、後輩たちの励みになったのではないでしょうか。
今大会に向け、多くの方に応援していただきまして、本当にありがとうございました。また、実習や講義などで指導してくださった施設職員の皆様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。
これから4年生は介護福祉士国家試験取得のために、試験対策を行っていきます。資格を取得し、今回の経験を活かして現場でも、自分の目指す介護を実現してほしいです。




【課題編】
今回の課題は、佐賀とみ子さんという82歳の女性です。右大腿骨頸部骨折後に人工骨頭が置換されていたり、パーキンソン病や脳梗塞を併発していたりして、歩き方や姿勢に注意が必要な方でした。また、旦那様を亡くされ、施設に入所して間もないこともあり、生活意欲も低下してしまっていました。
本番の1カ月前に提示された課題に対して、まず始めに佐賀さんに対してのアセスメントを行い、基本的な介助の形をまとめていきました。また、本番では、どのような形の介助を行うかは競技前の25分間で考え、組み立てることになります。そのため、何通りもの場面や介助を想定し、本番と同じ競技の形式での練習を重ねました。
本番には、練習で行っていた設定と重なる部分が多く、25分間の課題検討の際には着実に介助の流れや声かけ等を組み立てることができていたようです。
【アピールポイント】
・人工骨頭時間術後のため、内転や内旋をして脱臼が起こらないよう足の間にクッションを入れたり過屈曲をしないようにしました。
・佐賀さんの意欲を引き出すため、お花の話題をコミュニケーションの際に取り入れ、レクリエーションの際には練習を本人が役割意識を持てるように『手伝ってもらう』という形で行いました。
・異性介助であるため、体を触る際の配慮や優しい声色や表情、目線の高さなどを心掛けました。
[ 事前課題 ]
[ 当日課題 ]